赤城山トレイルランニングレース2024大会|トレラン挑戦への軌跡|ランナーへの道

トレイル!

大好きな山!走ってきましたー!赤城山トレイルランニングレース2024

初めてのトレラン。結果、完走!3:57:10。総合200位(300位中)、女子18位(44位中)。

とても楽しかった!

FINISHER!

柔らかくも重厚な山の土を蹴って、障害物を軽やかに飛び越えて走り抜けると、まるで鹿やカモシカなどの四つ足動物にでもなった気分。風を切って、景色をどんどん追い越していく気持ち良さ。たまに視界が開ける展望地や山頂ではゆったりと足を止めるランナーたち。

もちろんトップ選手たちは1分1秒を争っているのだろうけれど、私が走るくらいのところでは、皆この瞬間を急ぎ過ぎることもなく楽しんでいた。

お金を払ってとてもとても個人的な挑戦をしているだけなのに、ゼッケンを付けて走っていると「頑張って!」と声援を貰える、何とも言えない嬉し恥ずかし喜び。

環境に配慮しているところとか、自力なところとか、山というフィールドでする遊びは全てが楽しくて優しくて、やっぱり私は山がいい!

あかぎ大沼湖畔
レジェンド

これはレジェンド鏑木毅さんの大会。

トレイルランニング、特に長距離のウルトラトレイルなど、かつてはまだ経験者が少ない中で練習の仕方や戦い方を切り拓いてきた先駆者の鏑木さん。

以前鏑木さんの本を読んでいて、トレイルデビューにはまずは16kmや18kmなどの短距離を、と書いてあった。鏑木さん主催の大会だと、全部歩いたとしてもゴール出来るような制限タイムになっているとも。

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初めての大会は鏑木さん主催の、ショート部門に出ようと思っていました。

赤城の外輪山を巡る、ショートコース16km、トレイル率70%、高低差1,073m、制限タイムは6時間。

全部歩いたとしてもゴール出来ると分かっていたのであまり心配はせずに臨んでいたのに、結局スタートしたら「頑張るぞ!」となってそれなりに頑張りました。

2日後の今は、最近ではならなくなっていた程の筋肉痛になっています。

始まるよー

なぜ挑戦しようと思ったかというところは、今までのブログにも散々書いてきたので割愛しますが、「生まれ変わらないと私には無理」という言葉の後ろに「(本当は出来るなら走りたい)」という言葉がくっついていることに気が付いたから。現世で挑戦してみることにしたのです。

当日

前日の仕事を終え、電車で高崎へ。ビジネスホテルに宿泊、朝一番の電車で前橋へ移動し、そこからは大会運行のバスに揺られ会場へ。

午前7時、ミドル(32km)のランナーが出走。私は受付を済ませ、ザックにGPSを付けてもらい、手荷物を預け、ショートの出走までブラブラ。ご飯を食べたりサプリを摂ったりと準備。周りを見渡すと男性ばかり。セミナーや勉強などの場面では女性ばかりだけど、どうやら男性はこういう世界にたくさんいるらしい。

晴天でとても暑い。雨じゃなかったのは何より。

15分前、あかぎ大沼湖畔のスタート/フィニッシュ会場でセレモニー開始。そして午前9時、華々しく出走。少し道路を走った後、トレイルに突入。人一人分の道幅しかないトレイルでは詰まってしまい、最初は普通のペースで歩くだけ。

出走!
詰まっている

下りが得意な人、上りが得意な人、ロードでかっ飛ばしていく人、それぞれのペースで走っていく。

長七郎山へ

最初のピークは小沼の長七郎山。まだまだ余裕があり、少し平坦になったり下りになったりすると走る。次のピークは地蔵岳。ここまでの登りは延々と木の階段が続き、バタバタと途中で休む人続出。一定の歩幅を求められる階段ってキツイよね。とっても暑いので滝汗。

地蔵岳のピークからは大沼と赤城の外輪山、最高峰の黒檜山などの大展望が。お尻を付けて休んでいるランナーを見てビックリ、トレランってこんな感じなのね、とここで認識する。私もちょっとコースから外れて景色の良いところまで行って記念撮影をする。

ちょっとまぶしい

そしてここでミドルのトップランナーたちが後ろから続々と!速い!後ろから速い人が来たらどんどん先に行ってもらう。

下ると新坂平駐車場のエイドステーションに。ここまででスタートから1時間半、7km地点。水はまだほとんど飲んでいなかったのとお腹も空いていなかったので、はちみつレモン1切れとコーラ1杯、塩レモンのゼリーをもらう。ロードの大会と違うのは、なるべくゴミを出さないように、ということで給水を受けるためのカップを持参すること。16kmで給水は1か所、なので途中で必要なものは全て自分で背負っていく。自力、環境配慮という点もやっぱり山らしくて大好き。

混雑
エネルギー補給

靴の中に入った小石を取り除き、靴紐を締め直し、再出発!しようとしたところ、ミドルをおそらく一番後ろから走ってきた鏑木さんが到着。何かの大会のドキュメンタリーで、後ろから抜きつつ皆を励ましながら走る、というのをやっていたけれど、本当にそうやっているのね。

鍬柄山に向かって上っている時に、ゲストランナーのフィエルド花選手が後ろから。そして鏑木さんも。頑張って、と声を掛けてもらった。頑張ります!

白い方が鏑木さん

一旦ぐっと下った後、薬師岳への長ーい上り。距離は2kmちょっと、標高差は400mほど。とてもとてもキツくて、死屍累累の様相。私も休み休み上っていく。この辺りになると、現れる平坦なところや下りでもう走れない。足がガクガクだ。後ろから来るミドルランナーたちは走り抜けていって、すごいなぁと関心するばかり。

森の中

薬師岳はゴールのある湖畔から大沼を挟んで対岸にあり、まだ遠いのだけれど、会場の音声が聞こえる。7割は走り終えた。

大沼と黒檜山

最後のピーク陣笠山を越え、残り2kmのロードへ。ロードに入るところで掛けてくれていたのは、ZARDの「負けないで」。何だかこの歌に励まされて走っている自分が(そういう状況を選択して生きていることが)面白おかしくて笑ってしまった。絶対に走ることなんて無いと思っていたのに。人生はどうなるか分からないものですね。

ロードはゆるやかな下りで、気持ち良く走って行けました。まだそんな体力筋力があることにビックリ。ずいぶん強くなったものだ。

会場が近付くにつれて声援も大きくなり、走り終わったランナーたちや観光客の方々が。ありがたく応えつつ、無事フィニッシュ!走り切りました!

完走タオル、トウモロコシを次々に手渡される。かき氷にスイカ、麦茶の提供。おかわり必須。

こうして私の初挑戦トレイルランニングレースは無事に終わりました。

健闘しました
装備

トレラン用に新たに用意したもの。あとはいつもの山用を使いました。

シューズはさかいやで購入したHOKAのスピードゴート。足を包み込む感じが良かったのです。


ベスト型のザックは大好きサロモン製。このメーカーのザックはフィット感が抜群で信頼しています。女性用モデル。500mlのソフトフラスクが2本も付いてる。お得感◎


キャップはノースフェイス。ウェア類はこのメーカーが好き。


無限の可能性

帰り際、手荷物預かり所のところにいたスタッフさんとの会話
私「来年はミドル目指します」
ス「赤城山100があるよ」←いやいやおかしいでしょ
私「え?それはいつか再来年くらいに…」←でも私もおかしくなっているから反応しちゃう

いつか長い距離に挑戦してみたい!と思っているので、ついつい脳が拾ってしまうのですよね。再来年の目標にインプットされました(本当?!)。

最近読んだ量子力学コーチ高橋宏和さんの本に書いてあった。私たちには無限の可能性がある。「かもしれない」未来が常にあるのだと。「100キロ走り切れるかもしれない」未来が私にはある、挑戦し続ける限りは。成功するまで諦めない限りは。叶えるためには行動あるのみ!

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次なる挑戦へ続く!

今日もthanks🌟