大山登山マラソン大会|出場への軌跡|ランナーへの道

人生登りっぱなし

エッセンシャルコーチングクラス最終日の翌日、第39回大山登山マラソン大会に出場してきました。3/10(日)

日本屈指の過酷なコース! “大山街道をひたすら登る標高差650m、片道9.0kmのワンウェイコース。7km付近からフィニッシュまでは、参道から女坂へと続く1,610段の石段が待ちかまえています。” 登りっぱなし。下らない。

私の情熱の炎が飛び火してポチっとしてしまった4名の勇者と共に。

今までずっと歩きだった私の人生が走るという加速を見せ
・階段以外は歩かない
・制限タイムの90分以内にゴール
を目標に、ロードRUNやトレイルRUNにいそしみました。

勇者たち
出場までの道のり

体はそれなりに丈夫ですが、ごく普通の山ガール仕様。ランナー仕様ではなかったので、紆余曲折がありました。こんな過程も素晴らしいなぁと思える程、楽しく生きている喜びよ。

~2020年3月
遡ること数年、以前の私はO脚(実はXO脚だった)がひどく、登山も長距離になってくると右膝に腸脛靭帯炎(ランナーズニー)を発症。走るのは絶対無理、マラソンとかどこの物好きがやるもの?と思っていた。体操教室に通い筋トレストレッチをすることで膝の痛みは何となく克服していたが、コロナ禍でなんと通っていた教室が休止からの閉鎖に。

2022年
8月
それを言い訳にしばらくトレーニングをさぼりにさぼり、筋力低下&やっぱり右膝が痛くなってきたのを感じ、パーソナルピラティス開始。半年ほどでXO脚は完全に良くなる。

12月
年末に「TJAR(トランスジャパンアルプスレース)」(←トレイルランニングのレースのドキュメンタリー)の再放送を見て、めちゃくちゃ面白い!とハマる。ただし出場選手たちはそもそもの体の強さが違う人たち、という思いから私には「生まれ変わらないと無理」だなぁという目で見ているだけ。

2023年
6月
山行中に転倒し肋骨にヒビを入れ、ピラティスや登山を1ヶ月お休み。体力が落ちる。

7月
登山は2回、ピラティスは1回行ったがまだ体力不十分なところで今度は新型コロナウイルスに感染。

8月
特異な後遺症で、回復直後に外傷性無く肋骨骨折発生。またお休み。だが、2週間後に迫る4泊5日の南アルプス山行をどうしても実現させたいために、骨折しながらもウォーキング開始。山行は叶ったが、体力低下と暑さで本当に死ぬかと思う程辛かった。

9月
これじゃいかんと、体力を戻すためにウォーキングからジョギングにレベルアップ。XO脚を治していたので走れそうという気がしていた。始めた頃は心肺と血液が追い付かず息が上がり1分と走り続けられず、すぐに歩く。

10月
心も体も最大限に使って生きていきたい、との思いから、トレイルランニングが気になりだす。「生まれ変わらないと無理」と思っていたけれど、そう思う(意識に引っ掛かる)ということは私本当はやってみたいのでは?と。出来ずとも、登山の体力が増せば良いかな。歩くようなペースだが1時間くらいは連続で走れるように。

11月
小田急線の構内ポスターで「大山登山マラソン」が目に留まる。これは出ないといけない気がする!数日悩むもエントリー。挑戦を決意。

12月
エッセンシャルコーチングクラス終了後の懇親会で、仲間たちを巻き込む。ロードランニング用のシューズを購入。専門店でちゃんと3Dの足型測定をしてもらい、靴紐の絞め方まで伝授してもらう。初めてのトレイルRUN、山北町の矢倉岳へ。トレイルはロードよりも筋肉がやばい。

2024年
1月
年始のセールでトレイルランニング用のシューズを購入(まだ履いていなーい!)。だんだんとタイムが縮んでくる。丹沢主脈縦走、コースタイム12時間のところ9時間で踏破。足が速くなっているのを実感。ナイトRUN派の私、外に走りに行くのに寒すぎて毎回毎回自分との戦い。

2月
5月のフルマラソンが気になりだす。クラス内のランナー&練習パートナーの彼に相談すると、「20キロ走れるようになったら…」と言われ、20キロ走ってみる。走れた。が、私にはいきなりオーバーワークだったようで、左の臀部(腸脛靭帯の起始部)が痛み、治らなくなる。走るよりもピラティスで姿勢改善に努める。レースのコースを試走しに行く。他のランナーの走りを見てペース配分や走り方を学ぶ。旅行先でたまたま出会った人たちがランナーで、刺激を受ける。

3月
左臀部の痛みは引かないが、無謀にも5月のフルマラソンにエントリー。やっぱり挑戦したい。ペースを落とし痛みが出ない範囲で練習を続ける。

ゼッケンはお名前入り
レース当日

快晴の良き春の日。自宅近くから見える丹沢と富士山が美しい。人生初のマラソン大会にドキドキ。

集合場所の小学校で仲間たちと合流。昨年完走の最高齢は95歳のおじいさんと知り、衝撃を受ける。

レース前1ヶ月間は思うように練習が出来ていなかったので少し不安だったが、街の盛り上がった雰囲気に後押しされ、やる気は上々。

10時半、スタート。自分のペースを守り、坂道でも歩かなくて良いように心拍数を上げ過ぎず走り続ける。沿道の声援に励まされる。給水所は楽しくて毎回お水をもらう。途中一度スマホの時計を見るも、制限時間に間に合うペースなのかどうなのか分からない。走りながら目の前にきれいに見える大山にパワーをもらう。

そして7キロから先の階段&トレイル。得意の登りで、へばる前方のランナーを抜かしていく。大山寺を過ぎ、傾斜はさらにきつく。ゴール目前はもう心臓が止まるかと思うほど。

結果、目標達成。タイムは1時間28分。

マイシューズ
フィニッシュ地点
賞状うれしい

一緒に仲間たちが走っているということ、沿道の声援、大山のパワー!が励みになりました。

練習をせず臨んだ仲間たちも、完走。すごい!楽しんでもらえたようで何よりでした。

鶴巻温泉の弘法の湯で汗を流し、ビールで乾杯。お疲れさまでした。

私の次なる目標は5月のフルマラソン。決めたからにはやり切るのみ!

一進一退しながらも、目標に向かって一歩ずつ進む。山は人生。に、マラソンは人生。も加わるかな。

心も体も最大限に使って人生登りっぱなしで生きて行くぞー!

来年もまた出よう!

今日もthanks