尾瀬国立公園【尾瀬ヶ原】癒しのトレッキング 2025.7.6-7

尾瀬国立公園へ

仲間たち2人と尾瀬国立公園へ行ってきました。今回の目的は、尾瀬ヶ原の散策。昨年計画するも、発雷確率が高い予報になり泣く泣く中止に。

今回は尾瀬沼を横断して、そして至仏山に登ろう!という欲張り計画からスタートしましたが、体力面を考慮し、尾瀬ヶ原満喫プランに。7/6(日)-7(月)

🍃旅の行程🍃

1日目 鳩待峠~山の鼻~牛首分岐~東電小屋~見晴・弥四郎小屋
2日目 見晴~竜宮小屋~牛首分岐~山の鼻~鳩待峠

高崎に前泊組と、尾瀬戸倉温泉に前泊組に分かれ、当日朝に尾瀬戸倉第一駐車場集合。鳩待峠まではシャトルバスやジャンボタクシーが送迎をしてくれています。

鳩待峠でこの日の行程を確認、支度を済ませ、いざトレッキングスタート。1日目は約10.2km、3時間弱の道のり。

尾瀬ヶ原

尾瀬ヶ原は本州最大の湿原。東西約7km、南北約2kmに広がっています。標高1,400mに位置し、周囲を2,000m級の山々に囲まれた自然豊かな場所です。尾瀬ヶ原は、国の特別天然記念物、ラムサール条約登録湿地、そして尾瀬国立公園の一部として保護されています。

尾瀬といえばの有名な水芭蕉(ミズバショウ)は時期的に終わり。ですが、数々の高山植物が咲き乱れる初夏、見どころは満載。

まずは山の鼻まで下り基調の道を進みます。良く整備されていて、危険個所はなし。熊が出るので、所々に鐘が設置されていて、通るたびに鐘を鳴らします。

もう、全然進まない私たち。花や虫を見付けては写真を撮り愛で、足は止まるばかり。って、皆のせいにしているけれど、一番足を止めていたのは私かもしれません!たぶん絶対そう。

1時間ほどで山の鼻に辿り着くと、そこから尾瀬ヶ原の始まり。百名山の至仏山、燧ヶ岳を前後に見ながら、広がる大湿原を進んで行きます。

至仏山をバックに
燧ヶ岳をバックに
コバイケイソウが満開

そしてほんの2株ほどでしたが、水芭蕉が!葉っぱが伸び切り花の存在感が小さくなっていますが、これは間違いなく水芭蕉。見られて良かった。

水芭蕉

どこを向いても目に飛び込む世界が奇跡、そんな場所。木道脇の各所に休憩用のベンチが多数あり、お腹が空いた私たちは絶景を見ながらお昼タイム。これも皆のせいにしているけれど、お腹が空いたと最初に言い出したのは私です!

散りそうで耐えているワタスゲの綿毛を見ながら、禿げそうなオジサンの頭のようだと笑ったり(失礼!)。道中笑いは絶えず。コースタイムにして3時間弱の道のりを、休憩も含め5時間半かけて歩きました。でもこれくらいたっぷりあったほうが良い感じ。焦らずこの豊かな時間を楽しみましょう。

見晴・弥四郎小屋

見晴には数軒山小屋があり、私たちが選んだのは弥四郎小屋。湿原を歩いている時は日差しが強く非常に暑かったので、まずはお風呂…ではなくビール!生ビール片手に、今日の日の奇跡を語り合います。

人生の成功の定義は数あれど、大いなる自然と仲間と、今この瞬間を目の当たりにして、生きているという奇跡を感じられるのならば、もうそれは何よりも大成功なのではないかな、と私は思うのです。

お風呂に入り、美味しいご飯を食べて、夜まで語る。そして朝ご飯を食べ、2日目は鳩待峠へ戻ります。約8.7km、2時間半の道のり。

本当はアヤメ平を経由して帰る計画だったのですが、途中の橋が破損して通行止めとの情報があり、寄り道はせずに尾瀬ヶ原を抜けて山の鼻経由で鳩待峠へ。

山の鼻にはビジターセンターがあり、尾瀬の自然情報に触れられます。この自然を守るために、皆で少額を出し合い寄付してきました。いつまでも美しい地球を。

無事に鳩待峠に辿り着き、ソフトクリームで祝杯!

尾瀬戸倉へ戻り、温泉で汗を流し、バスターミナル横の食事処でお腹を満たした後は、新宿行きの高速バスで帰京。お楽しみさまでした。

初夏の彩り豊かな尾瀬ヶ原、ゆっくりじっくり堪能の大満喫プランでした。気の合う仲間と楽しい時間、宝物ですね。

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