レトロ温泉宿
ここは岩手県花巻温泉郷、大沢温泉の湯治屋(自炊部)。本日はこちらに宿泊です。なんと建物は200年前のもの。郷愁を感じさせる、まさにノスタルジック。チェックインして建物の中を歩き回る。写真撮影が止まりません!2/20(月)
古い建物だけあって、歩くたびに振動、そして隣の声も良く聞こえる。でもそれが良いのですよね、昔はみんなこうだった。今は便利に快適になりすぎて、逆に少しの物音に敏感になっていたりするよね。風情を存分に味わいましょう。
畳のお部屋で、暖房器具は使った分だけ支払う積み上げ式。寒い時期なので私はストーブとこたつを使用しました。私は2階のお部屋で、到着時には暖房を付けておいてくれたからか、とても暖かく快適だった。夜もストーブ無しで眠れる程。部屋によっては寒かった様子。基本1人1部屋。湯治で長期宿泊される方も多いそう。浴衣や歯ブラシなどのアメニティ、無いプランも選択可。
菊水館は以前は宿泊施設だったようなのですが、今は無料で入れるギャラリーに。昔のお道具たちや写真、屛風絵や著名人のサインなどの展示。歴史好きは一見の価値あり。静かな時間が流れます。
お風呂
いくつかお風呂があり、日帰り入浴も可。
「大沢の湯」という厳選かけ流しの混浴露天風呂、ここ大沢温泉のメイン風呂。タオルや水着での入浴はNGなので、実質女性は入れません。男性羨ましすぎるー。夜の20:00-21:00に女性だけの時間が設定してあり、その時間を狙って入浴!川の音、冷たい風、雪景色、星空、温泉の滑らかな感触。最高です。絶対入るべし。
「かわべの湯」は女性専門の露天風呂。こちらは安心してゆっくり入れます。大沢温泉のしっとりすべすべなお湯、透き通る無色透明な源泉の泉質はアルカリ性単純泉だそう。癒された~。
「薬師の湯」は男女別の内湯で、レトロなタイル張りのお風呂、ここも厳選かけ流しだそう。
山水館というホテルの方のお風呂、「豊沢の湯」にも入れます。こちらは現代的な設備のお風呂で、シャンプーやドライヤーなど完備。
夜のあかり
夜も歩き回って写真を撮りまくり。
ご飯
基本的には素泊まりで、炊事場で自炊しても良いし、お食事処で好きな物を食べても良い。私たちはお食事処で、夜はビールを飲みながら食事、朝ごはんもいただきました😋。
ぐっすり眠って、朝もお風呂に入って良いお湯と景色を堪能しました。あぁ、何てあっという間の滞在時間。
この旅に来るにあたって、宮沢賢治の本を改めて読もうと思い、図書館で借りて半分ほど読みながら来ました。大沢温泉で残りを読もうと思っていたのだけど、宿が面白過ぎて本を読む時間がほぼ無かった🤣。
いにしえの湯治場。賢治も足しげく通ったとか。ここで自然に囲まれながらゆったり時間を過ごしたのでしょうか。今も昔も変わらず、良い風情がここに。またお花や新緑、紅葉の季節も来てみたい。いつかの来訪を楽しみに♪