心づくしの温泉宿
6年半前、出羽三山の登山に母と訪れた際に泊まったお宿。同じところには行かない派、宿は雨風凌げて眠れればそれでOK派の私でも!ここはぜひ泊まりたい。何なら山が無くてもわざわざ行きたい。今回2回目とリピート中のお宿をご紹介。
山形県、「隠れ積雪日本一」と密かに言われている、西川町志津温泉。その一番奥の素敵な温泉宿、旅館仙台屋。
館内には、この旅館の娘さんであり月山和紙アーティストのせいのまゆみさんのあかりたちがそこかしこに。和紙のやわらかいあかりが癒し度満点。本当に素敵なんですよー!
前回宿泊し、帰ってきた後に母が「あのあかりが欲しい」と言い出し、東京でまゆみさんの個展があった際にオーダーしに行きました。私も2年半前に自分の鍼灸院をOPENした際にまゆみさんのあかりを迎えたいと思い、オーダーして、飾ってあります。
ふるさと納税の返礼品にもなっている。大人気なので、欲しい方はぜひお早めに。
和室の本館と洋室の新館があり、前回も今回も新館をチョイス。今日のお部屋は「楢(なら)」。室内は部屋名にちなんだ「楢」の木を使用しているのだそう、たぶんこの机と椅子とかそう。
枕元にはまゆみさんのあかりが。
お着き菓子には凍みもちが。寒風にさらして作る山形県の郷土菓子だそう。味付けは砂糖醤油で甘じょっぱく、サクサクとした食感がとても美味しい。外に吊るしてあるのがそう。
お食事は地元産の食材がふんだんに。山菜や川魚、和牛など、滋味深い山里料理。季節の味を堪能できます。美味しかった。
お風呂は美肌の湯、月山の自然からの恵み。塩分が強いナトリウム塩化物泉。前回夏に浸かった際は熱いなと思ったのですが、今回は適温に感じました。めちゃくちゃ気持ち良かった!
四方を豊かな大自然に囲まれた志津温泉。静かで好き。(チェックアウト後、有名な銀山温泉に行ってみるのですが、観光客の多さにビックリ落ち着かない、私は断然志津温泉派。)
とても素敵な心温まるお宿です。月山登山や出羽三山詣での際には、ぜひ志津温泉の旅館仙台屋へ。
お世話になりました。
雪旅籠の灯り
ここ志津温泉では、例年2月の約1ヶ月間、「雪旅籠の灯り」というお祭りをやっています。この日はお祭り最終日。
今年は暖冬で雪が少ない影響で、ずいぶん溶けてしまったようだったのですが、雪無し都会者からすれば十分な豪雪感を味わえました。
軽食や、芋煮の提供も。
面白かったのが、雪室の中のアイスバー。この日は2ブース出店があり、1つは地元の酒屋、山竹商店さん。もう1つは東京錦糸町のテキーラバー、スモーレストバーさん。
月山の湧水で作られた美味しいビールを飲み、大自然と、地球と一体化。
テキーラは美味しいお酒で、酔うやつと酔わないやつがあるそう。テキーラ・ホットレモン🍋をいただきました。アガベシロップで香りも豊か、とっても美味しかった。
この日は最終日ということで、旅館の方々や関係者の方々も集まり、貴重なお話しを聞きながら。ありがとうございました。
周辺オススメスポット
◎ハイキング
月山、湯殿山の麓、大自然に囲まれているので、自然探検がオススメ。夏はハイキング、トレッキングを。今回はスノーシューハイキングを楽しみました。ブログはこちら⇒山形【湯殿山麓・皮松谷地】スノーシューハイキング 2024.2.25
◎神社仏閣
今回ではなく前回は、出羽三山神社を巡る旅をしました。羽黒山、月山、湯殿山にお参りし、過去・現在・未来と、生まれ変わりの旅が出来ます。即身仏がお祀りしてある湯殿山総本寺 瀧水寺大日坊は、一見の価値あり。
◎温泉
車で1時間弱のところにある朝日町のりんご温泉。ここは山形県で唯一のモール泉(植物起源の有機質を含んだ温泉)で、私の念願で連れて行ってもらう。
浴槽にはプカプカとりんごが!(冬期で露天風呂は休止中)。泉質は志津温泉と同じ塩分の強いナトリウム塩化物泉。保湿効果の高い美肌の湯です。
茶褐色のお湯から、香る石油のようなアブラ臭。私はこの香りから(山形の友人と出会ったキッカケでもある)、東海大学の研修船、望星丸を思い出していました。良い匂いで、温泉から上がった後も体に付いた香りを嗅ぐという楽しみ付き。
◎ワイナリー
同じく朝日町のワイン城へ。りんごだけでなくぶどうも。フルーツ県山形県。試飲もあるよ。国産のワインが好きです。私は最近お気に入りのオレンジワインを購入しホクホク。
◎グルメ
お昼は山形市のそば処ひろさんへ。宿泊した仙台屋さんの御親族の方がやっているそうで、店内にはまゆみさんのあかりが。山形そばって美味しいのですよね、ちょっと硬めでコシが強く、風味豊か。そばの写真も外観も写真を撮るのを忘れた。
◎最後にちょっと足を延ばして…
尾花沢市の銀山温泉まで連れて行ってもらいました。木造三階建ての歴史的な旅館が立ち並び、電灯を灯した姿は圧巻。
気軽に入浴できるところがなく(観光客が多すぎて中止している模様)、観光案内所のおじさんに冷ために「ここはレベルが違うから」と言われたのが謎でしたが、来られて良かったー。
魅力がいっぱいの山形県、また来ます。次の旅へ続く!