百名山
雪山をやらない私の冬の定番は低山。夏場は暑くて暑くて近付けないけれど、冬は雪が降らずに安心して登れる。それが低山の良きところ。
山梨百名山とは、1997年に山梨県によって選定された県内の名山100選。だそうです。各県独自にありそう。っていうかその前に神奈川百名山は…というのは置いておいて。
5年ほど前に山小屋で出会った健脚なおじさまから“山梨百名山”(山百)というワードを聞いて以来、日帰り低山な気分の日には山百行ってみよー!と思うようになり。ゆるめに続いています。(ちなみに今26座)
日本百名山も山梨百名山も、完踏は目指していません。私が好きなのは頂上を踏むことを目的としたピークハントではなく、山から山へと縦走し道中の景色を楽しむ山旅スタイル。百名山と言われるだけあって景色やその他の楽しみがあるのだろうというところと、皆が行くのでアクセスが良いところが多いので、参考にしている、という程度です。
新年一発目の登山は高柄山へ1/4(木)、百蔵山と扇山へ1/28(日)、行ってきました。JR中央線沿線の大月エリアの山々、東京神奈川からも近く、駅から歩けるのがまた良きところ。まとめて紹介。
高柄山
高柄山、標高733m。上野原駅~四方津駅、距離12.8km。手前の山、御前山の前後が急でしたが、沢があったりトラバース道があったり、ゆるやかな稜線があったりと、変化があり楽しい山。山頂からは上野原市街と奥高尾などの山並みが見渡せます。コースタイム5時間、累積標高差1,100m。
四方津駅と言えばこの巨大なエスカレーターが目を引く場所。初めて見た時はダムとか何か?と思った。
百蔵山、扇山
百蔵山、標高1,003m。扇山、標高1,138m。猿橋駅~四方津駅、距離19.0km。二つの山を繋いで歩く人気のコース。ここ大月市には桃太郎伝説があり、百蔵山(もも)、猿橋(さる)、鳥沢(とり/きじ)、犬目(いぬ)、鬼が住む岩殿山など、大月市周辺には桃太郎伝説にまつわる名所や地名が点在。そんな中を歩きます。二つとも大月市が指定する「秀嶺富嶽十二景」の山。富士山の眺めを楽しみながら歩く、コースタイム7時間、累積標高差1,400m。
この日は雲が多めでしたが、正面には富士山。
日曜日で、多くの登山者さんたちがいました。難所も無く急登も無し、穏やかな稜線が続き、幸せ度増し増し。ただし季節柄やっぱり寒い…。標高1,000mとなると、下と比べて-6℃。風が吹くとさらに体感温度が下がるので、防寒具は必須。だけど歩いている途中に汗だくにならないのは快適で最高。
百山百色
いろいろなコースがあり、短くも長くも、きつくもゆるくも、たくさんの楽しみ方が出来る。そんな魅力がある山梨の山々。好きです。新たな景色、百の世界に出会う山旅。今年もたくさん登るぞー!