場を整える

お清めの儀式

今日は鍼灸施術のご予約が少なかったので、母(うちの従業員。チラシ配布や環境整備など手伝ってくれています)を私の施術所に呼び寄せて月に一度の大掃除!

外の草むしりから窓拭きから棚、水回りの掃除など、日々やりきれないところを一気に!

うちの母は手際が良いので、どんどん作業を片付けていきます。そして不思議と、誰かといると私も作業がどんどん進む。一人だと気が散って作業が一向に進まないなんてこともしばしばなんだけど。相手がいると、単純に2倍じゃなくてそれ以上なところが面白くてありがたい(*’ω’*)

場という思想

東洋思想の中に「場」というものがあります。「場の空気を読む」とか「場をわきまえる」とか「場を乱す」とか。

掃除をして身の周りを整えるのは、一番身近な「場」作りの一つ。

鍼灸施術をする「場」を作る。整える。自分が生きる「場」を設定する。相手の「場」を設定する。

単純に環境やエネルギーといったものだけではなく、心や体、時間軸、意識の階層など、いろいろな意味を含んだ概念としての言葉、「場」。何次元の話なんだろう。高次元だってことは分かるけど…。

鍼灸学校時代に尊敬する恩師(私が鍼灸師になろうと決めた大きなきっかけをくれた偉大な方)から東洋医学概論を教わり、その中でこの「場」という言葉が出てきて以来、意識するようになりました。今日はお掃除中に頭に浮かんだので、書いてみることに。

どのレベル、ステージで生きるか。「場」をどう設定するか。

自分で作る。自分で決める。全ては自分次第。

原点回帰

部屋に風を通して磨き上げると、本当に気持ちがいい。不安と希望が入り混じった、入居した当初を思い出したり。いつも来てくれるクライアントさんの顔が思い浮かんで、嬉しくなったり。私にとってこの掃除は、「原点に返る」意味合いがあるのだな、と思います。

すっきりさっぱりした後は労いのランチタイム~♪ 母も私もお気に入りのむさしの森珈琲で。ここ女性客が多いのも頷ける、目にも鮮やかな美味しいごはんがいただけます。

ごちそうさまでした。