ランプの宿
九州の友人、美穂さんとは7年前に北アルプスの剱岳で知り合った。その後、尾瀬やくじゅうなど、遠いながらもたまに連絡を取り合い一緒に山に行く仲。その美穂さんとまた久しぶりの山旅は、スノーシューハイキング。
高峰温泉のレポートは別記事⇒長野【ランプの宿高峰温泉】標高2,000m雲上の野天風呂と大自然の秘湯で、ここではスノーシューハイキングの様子を。2/21(金)-22(土)
ここ高峰温泉は、長野県小諸市、群馬との県境に位置する小諸高峰高原にある。標高は2,000m、夏は高山植物が咲き乱れ、冬は静寂の白銀の世界になる、美しい大自然の真っただ中。
スノーシューとストック、スパッツは無料レンタルあり。(ホームページには詳細が無かったですが登山靴やレインウェアなどが各500円でレンタル可能でした)

池の平湿原
事前に宿の方に情報収集。コースはいくつかあり、当初は水ノ塔山から東篭ノ塔山への登山ルートに行ってみようかと話していたのですが、稜線が少し危険とのこと。黒斑山へは登山者が多くとても歩きやすいので、高速道路と呼ばれているとか。高峰山へは宿の体験プログラムでガイド付きツアーがある。相談の結果、頑張らずに雪歩きをただ楽しめたら良いよね、ということで、1日目は平坦な林道歩き、2日目はガイドツアーに参加と、とても易しい優しい体験に決定。
スノーシューとストックを借り、朝9時出発。この日は平坦な湯の丸高峰林道3kmを歩き、池の平湿原スノーシューコースの雲上の丘を目指す。往復で約8km、夏道コースタイムで3時間の道のり。2/21(金)
日本列島に寒波が来ている時だったけれど、運よく晴天な一日。穏やかな林道を歩いていく。

誰も足を踏み入れていない林道。ラッセルといってもそこまで深くはないので、楽しく進んで行きます。

遠く北アルプスや中央アルプスが見えます。

出発早々から写真を撮りまくり全然進まない。そのうちに後から来た外国の青年一人が先へ。


雪庇などが多く危険、と忠告を受けた稜線がこちら。楽しそうだけどやはり険しそう。グリーンシーズンにぜひ。

天気は良く太陽が当たると暖かいのだが、さすがは標高2,000mの地、寒い。末端冷え性の私は手先と足先が冷たくなり、若干生命の危機を感じる。後から気付いたのは、靴の中敷きを入れ忘れていたこと。そりゃ寒いわ。


彩雲
流れる雲と太陽を見上げていたら、彩雲が。彩雲(さいうん)とは、太陽の光が雲の粒を回り込んで進むことで、雲が赤や黄、緑などの色に分かれて見える現象。この日は一日中彩雲パラダイスでした。




動物のあしあともたくさん。左がウサギ、右がヒト(スノーシュー)。

池の平湿原の入り口まで到着。暖を取りたいですが建物はどこも閉鎖中、トイレもなし。先に進みます。



雲上の丘
ここから雲上の丘という見晴らしポイントまでは尾根道。少し上り数百メートル、展望の良いところを見つけ、お昼休憩。



日に当たり暖かい飲み物を飲み、少し復活。朝よりは気温が上がってきたのもあり、生命の危機は脱する。

雲上の丘はもう少し先なのだけれど、良い展望を見られたのでこの日はここを山頂とする。12時、折り返して高峰温泉へ。




途中いろいろ遊びながら、14時すぎ、無事に帰還。

ヒップソリ大会
宿の前のわずかな傾斜を利用して、持参したヒップソリで遊ぶ。友人美穂さんの実況中継が素晴らしいのでぜひ音声ONでお聞きください。
高峰山
高峰山へは宿のガイド付きツアーを利用。高峰温泉から往復で約3km、標高差は160m。夏道コースタイムで1時間ちょっと、初心者OKの高峰山へ。2/22(土)
朝9時、スノーシューとストックを装着し、スタンバイOK。参加者は17名、2チームに分かれての出発。私たちは装備から経験者と判断され、速い方のチームに。ガイドさんがとても面白い方で、チーム名はオヤジギャグ研究班。その一員になりました。オヤジギャグ研究リーダー兼ガイドの宮寺先生のヤマレコ記録⇒高峰山【ツアー】

冬期は夏道とは別に作られた冬道を行きます。ピンクテープがちゃんと付いているので、そちらへ進んでくださいね。
この日はあいにくの曇り空、雪が降っていて、時折風が強く吹き付ける。私は寒くて手袋を外したくないのでほとんど写真は撮らず。そんな状況下でも、ガイドさんは説明の資料をめくるために、なんと素手。恐ろしいツワモノ。
寒い中でも生きるコケモモやイワカガミ、シャクナゲなどの高山植物たち。アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲの違いは、葉っぱの裏が葉っぱがハクサンシャクナゲ。カラマツは落葉針葉樹で、ダケカンバは樹皮が剥がれる謎。シカとカモシカの生活スタイルの違いから生じる木を齧った跡の違い。
アルプスや群馬長野の山々などここから見える景色の説明。群馬と長野の県境で飛び地になっているスキー場の話し。
ここ高峰山の山頂手前にある大岩は玄武岩。地下のマグマが移動していて、ここは150万年前の噴火でできた山だそう。


さすがはガイドさん、いろいろな知識を教えてくれて、ただ歩くだけではなく興味深い山歩きの時間になります。オヤジギャグも炸裂。彼は生粋のエンターテイナーに違いない。
帰りはお愉しみタイム、安全な広い平らな場所にできたほんの小さな雪庇モドキに乗ってプチ滑落体験。自由に歩き回ったり、ヒップソリをしたり。終始楽しい時間を作ってくださいました。本当に楽しかった。ぜひまた参加したい。
お昼時に宿に帰還、予約していたお蕎麦の昼食をいただき、温泉に浸かって、夕方のバスで帰路に着きました。

標高2,000mは寒かった、そしてとびきり美しかった。寒さに弱い(暑さにも弱いが)ので本格雪山には挑戦の勇気がでませんが、楽しいスノーシューハイキングはこれからも行くぞ。素敵な景色を求めて。次の山旅へ続く!

