本の中に広がる世界
私はまあまぁ本が好き。勉強本から小説からマンガまで。中でも「これは必ず」と思っているのは、“おすすめされた本”。私の知らない、いつもは触れない世界がそこにあるからだ。
本は紙派で、よく図書館も利用する。2週間という期限付きだと、必死に読むという環境が作れるから。買いもするけど、手に入れると積ん読しちゃいがち🤣。
でも普段は、本を読む隙間が確保できず。家や職場だと無限に雑多なことが目に付いてしまって集中できないし、通勤は原付だし、夜活も朝活も眠気に負けてKOしやすい。
だから、どうしても本が読みたい時は、一人でカフェに行ったり、電車で移動時間を作るためにわざわざ遠い山を選んで出掛けたりする。
一度きりのあの瞬間
先月の静岡遠征のお供をしてもらった本はこちら:「ハサミ男」殊能将之、1999年
ミステリー小説が大好きだというクライアントさんに「絶対騙される!」「あの瞬間はもう二度と味わえない、読む前に戻りたい」とおすすめされ、図書館で予約。発売から20年以上経っているのに、予約待ちになるほどの人気書籍でびっくり。厚さはなんと520ページ、これは気合を入れて読み切らないと!
はい、確かに騙されました。
30代になった頃から、読んだ本や見た映画の内容をすっかり忘れることが多くなり(老化)、改めて読んでみると「へぇーこんな内容だったんだ!」ってまた感動したりするのだけど😲、あまりにもどんでん返しのある内容だとやっぱり覚えているもの。「葉桜の季節に君を想うということ」という小説もたぶん読んだのは10年以上前だけど、大どんでん返しがあったことだけは覚えている。内容は全く覚えてないのに…。確かに、あの瞬間は一度きりだ。
忘れるからこそ
先週の静岡遠征(また?)のお供はこちら:「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦大先生
私の一番好きなマンガ、それはジョジョ。大人になってから読みましたが、もう名言や学びがそこかしこに…。人生を力強く生き抜く人間の姿を描き切っている。テーマは人間賛歌。ジョジョについては壮大なブログになりそうなのでまた改めて。
8年ぶりくらいに読み直していますが、細かいところはかなり忘れていて、また気付く点や感動ポイントが違ったり、あの頃はそんなに好きにならなかったキャラクターに心惹かれたり。変わる私の視点と、いつまでも色褪せない作品。改めて「最高だな」って噛みしめてます。
楽しかったことや嬉しかったことを忘れるのは寂しい気がするけど、悲しいことばかりじゃなく、辛さや苦しさ、痛みなんかは忘れるからこそ生きて行けるし、忘れるからこそまた違う感動が味わえる。“忘れる”って素晴らしい脳の機能。
良い感じに忘れながら生きていきましょうね。
勉強本を読んでいないのが気になるけど←🤔、人生は全てが壮大な学びと遊びだということで、これからも私の人生と本の旅は続きます。
今日も新しい世界を見に行こう。