ニッコウキスゲハンター
昨年も来ている霧ヶ峰。昨年は6月下旬のヤマツツジの季節だったな。霧ヶ峰に行ってみたいという母、ころぼっくるひゅってに再訪したいという友人、ニッコウキスゲハンターと化した私の3人で、長野県の風光明媚な高原へ。7/10(月)
本当は別の山に泊り掛けで行くはずがお天気が悪く(梅雨時は仕方ないですね…でも悲しみ)、そんな傷心の私を癒してくれる絶景が待っていました!!!
霧の高原
霧ヶ峰と名前が付くほどに霧の多い場所。この日、早朝は曇り予報、それ以降は晴れ予報。到着時は雲の中で風も強く、寒ーい!でしたが、歩き出したら太陽が。そして日差しが高原を明るく照らしてくれていました。
前日の夜にレンタカーをして、自宅を3時半に出発、到着は7時前。車山、蝶々深山、物見石、八島ヶ原湿原などの主要スポットを1周、約10km、コースタイム5時間。
ここは本当に良い場所で、景色が素晴らしいのだけどきつくなく、なだらかな山歩きが続く。道も良く整備されているので初心者でも歩きやすいけど、ちょっと頑張って登る箇所も少しあったりして、距離や強度のバランスが良い。バチバチ山ガールもゆるゆる山ガールも適度に満足、って感じでしょうか。人類みな来た方が良い。
山ガールは歩かない
しかしね、もうね、素晴らしい景色とお花たちに夢中でなかなか歩きません!この日の写真撮影枚数400枚。最後は新品の電池もたった一日でお仕事終了。撮りすぎ。
特に八島ヶ原湿原周辺はお花の宝庫。お名前看板も付いているので勉強になりますね。
これでも一部。時期によってまたお花も変わるので、季節の変化も楽しそう。
木道が整備されていて歩きやすい。それぞれのおやつを交換したり、おしゃべりしたり。楽しく休憩できるベンチもある。
山ガールは風になる
湿原でたっぷり時間を使った後は山歩き。絶景の中を一歩一歩進んでいるその時。「何にも要らないな」って思う。地位も名誉も財産も。すごい自分も。夢や未来や目標でさえも何もかも。何も持っていなくても、何もしていなくても、今日でこの世が終わったとしても、世界はこんなにも美しく素晴らしい。それだけで他に何か要るものがあるでしょうか。
気持ちの良い稜線歩き。笹原の中を進みます。高原の風になる。
頂上は風が強い。眼下には白樺湖、遠く南アルプス、近くには八ヶ岳、そして中央アルプス、北アルプスも。天空の展望台。とても良い眺めで最高。
前回も書いたけど…良いところすぎて、日帰りするところじゃない。泊りでもっともっとゆっくり堪能したい。帰りたくないー!
お腹も心も満たされランチ
お腹ペコペコでゴール後はころぼっくるひゅってにてランチタイム。昨年訪問した時は朝のスタート時。一番にカフェだとまったり気分になってしまって歩く気が失せたので(!)、今回は最後に。前回食べなかった(←なぜ)、大人気のボルシチ!売り切れてしまうことがあるとのことで心配していましたが、大丈夫でした。売り切れないようにたくさん作ってくれている様子。平日13時。皆さんボルシチ食べてます(平日だけどすごい人出)。
念願のボルシチは最高に美味しかった…!ホロホロに煮込まれた野菜とお肉、私のほっぺもホロホロ落ちそうでした…!
サイフォンコーヒーなども人気のメニュー。お土産も充実しています。「ゆるキャン△」という漫画で登場する聖地でもあり、ここだけ目当てで来る観光客の方も。すぐそばに駐車場があるので、車でアクセス可です。
炎のパワー
車山肩周辺もニッコウキスゲはたくさん咲いているのだけど、ほんの少し白樺湖側にビーナスラインを下った、富士見台のニッコウキスゲを見に行きます。圧巻の景色。ここは今年5月に大規模な林野火災で広範囲が焼けてしまったのです。でも野焼き効果が出て、焼けた部分の方が花芽が多く付いている状況だそう。時期的にはちょうど満開のような感じでした。
自然は力強いですね。ちょっとやそっとじゃへこたれない!トラブルをもプラスに変えるパワー。私も見習わなくちゃ。
高原をドライブして、炎パワーを手に入れたニッコウキスゲたちを見に行ってみてはいかがでしょうか。今年の見頃は海の日あたりまでとのこと。
あぁ大満喫。来年はどこにニッコウキスゲを見に行こうかなぁ。
次の山旅へ続く!