再びの春
北海道、洞爺湖。ここを訪れるのは2度目。
初訪問は昨年のGW、湖畔で森暮らしをするご夫婦とそのお仲間が主催するリトリートに参加。ブログはこちら⇒
北海道洞爺湖へ|いのちを味わうリトリート|チェックイン(前編)
北海道洞爺湖へ|いのちを味わうリトリート|チェックアウト(後編)
前回訪れていた洞爺湖のシンボル、中島。時間が無くて散策が出来なかったのが心残りで、次回は必ず!と狙っていて。その次回が訪れたので行ってきました~、フルマラソンの前日なんだけれども。5/18(土)
洞爺湖マラソン2024大会|フルマラソン挑戦への軌跡|ランナーへの道
洞爺へ
早朝の飛行機で新千歳へ。そこからJR、特急、バスを乗り継ぎ、11時半の遊覧船に乗り中島へ。真っ青な空が広がる最高の一日。
洞爺湖は5万年前の大噴火でできたカルデラ湖で、その中央にある4つの島を総称して中島と呼ぶそう。すごいパワースポットらしい。わくわく。
桟橋のすぐそばにある博物館へ。ここで受付(ノートに氏名や連絡先を記入)を済ませ、散策路へ。私は島を一周(正確には半周くらい?)する7.6km、約3時間のコースへ。現在時刻12時、15時半には門を閉めるそうで、「時間までに帰って来れる?たぶんじゃダメ!」と言われましたが、健脚なので大丈夫です!と断言し、出発。
短い散策コースにしても、14時半が入森ラストオーダー。早めに行きましょう。
風と緑
広がるカラマツの林。本土の杉林とは違う、北国の色彩。季節は新緑、爽やかな風が吹き抜ける。
足元はウッドチップが敷き詰められて、ふかふかで歩きやすい。
木々が静かに心地よさそうに、ただそこにいる。自ら動くことはないけれど、呼吸し、地球の一員として、命の巡りの中に存在する。それを見ている私が今ここにいるという奇跡。
ゆっくり歩いて15分ほどで分岐に。ショート周回コースは右に折れ、スタート地点に戻る。ロングコースは左に直進。
分岐からすぐに風穴ポイントに。木の根っこと石の間に穴が開いていて、手をかざすとひんやり冷たい。
ちょっと登りつつ、鮮やかな緑の森が続きます。
大平原
30分弱でぽっかり平らな場所に到着。約8haの草地、大平原と呼ばれるエリア。トドマツ等を植えたのだけど土壌や気象の影響で枯れてしまったそう。人間の目から見たら不思議な営みなのだけど、必然にこうなっているのでしょう。さすが自然。
そしてさらに奥へ。足元の緑も愛でながら。
倒木エリアへ。
コースから外れて少し進むと、倒れた巨木がそこに。樹齢350~400年、御神木と親しまれていたアカエゾマツが2004年の台風で倒れてしまったそう。傍にはこのアカエゾマツの再生を願い、クローン木が育てられていました。
本流に戻り、先に進む。ここからは下りながら、北岸へ。そこからは岸沿いをずーっと歩いてスタート地点へ戻る。
この看板までで約1時間。ゆっくり歩いてます。なぜなら翌日フルマラソンを走るから!脚を疲れさせてはいけません。
この辺りは特筆スポットはなく、湖の水の音と鳥の声、木々のざわめきだけが聞こえる静かな道がずっと続いていく。すれ違う人はいない、ひたすら一人の時間。歩くの好き&一人が好きな私のような山ガールにはもってこいの瞑想ロード。
饅頭島が見えて来た。
湖畔を歩くこと1時間半ほどで、船のエンジン音が聞こえて来た。
森からガサっと大きめな音が。良く目を凝らして見ると去っていくヘビの体が見えました。そういえばカラスや水鳥が多くいた。エゾシカなどもいるそうだけど姿は見えず。ここで生きている動物たちは幸せそう。聞いてみないと分からないけどね。
そして程なくしてゴール。ゆっくり歩いて2時間半。念願だった中島トレッキング、ほぼほぼフラットな道のりで、フルマラソンの前日の足慣らし(?)にも最適でした◎。生命の星、地球の冷たくてアツいエネルギーに満ちた素敵なスポット。洞爺湖観光の際にはぜひ。
次の船の時間まで周囲をブラブラ。
森を散策しない人たちはこのあたりでくつろぐだけでも爽やかな島の雰囲気を堪能できます◎
帰りの船が来た。さようなら。ありがとうございました。
湖畔では翌日のマラソンランナーと思しき人たちがランニング。すごいなぁ。
コインロッカーに預けていた荷物を回収し、マラソンの参加賞を受け取る。
温泉に向かって湖畔をブラブラ。
途中にあった足湯に浸かる。温泉も大いなる地球の恵みね。
16時頃、温泉に入ろうと訪れた一つ目のホテルはもう満員です、と断られる。マラソンイベントの地域活性化効果はすごいのでしょうね。それでも入れてくれた湖畔亭さんで温泉に浸かり、夕食はジンギスカン定食でパワーチャージ。
21時前、半年間毎夜20分間開催されている洞爺湖ロングラン花火大会を鑑賞し、この日お世話になる友人宅へ。
洞爺湖満喫の一日目が終了。全部楽しんだ!
さぁ、今回の本題は翌日。果たして私はフルマラソンを走り切ることができるのか?!続く⇒洞爺湖マラソン2024大会|フルマラソン挑戦への軌跡|ランナーへの道