憧れの湿原へ
岩手県の八幡平国立公園。いつか行きたいと思っていた地へ。東北の山はまだほとんど行ったことが無く、今年こそは!と思っていたところ、以前岩手を案内してくれた山仲間さんが「良い時期に行きましょう」と計画してくれてGo!してきました。6/11(日)
東京駅から夜行バスに乗り盛岡駅へ(もう夜行バスが常態化しつつある。山ガール末期症状。)。そこから八幡平自然散策バスに乗り八幡平へ。高速でビューンと連れて行ってくれます。盛岡駅9:10⇒八幡平レストハウス10:55、レストハウスで荷物を預けトイレを済ませたらバスに戻り、茶臼登山口へ。そこから登山開始!
山の春
お花が咲き乱れる雪解けの季節。雪の下で静かに時を待っていた植物たちが芽吹きその命を輝かせる。
私は全然お花詳しくないのですが、山仲間のお姉さまがめちゃくちゃ詳しく、一つ一つ名前を教えてくれました。
梅雨時でもあり、今回は展望があまりない中での山歩きとなりましたが、お花たちは恵みの水を得て生き生きしてる感じ。
残雪の縦走路
八幡平の頂上1,614mはレストハウスから30分ほどで登れてしまうので、普通の観光でも全然OK。だけどそれだと頂上を極めた感じがしない山ガール(末期症状)たちは、縦走して八幡平頂上を目指します。
茶臼岳、黒谷地湿原、源太森を越えていく。まだ雪が残る箇所も。3週間前に行った愛媛の山(石鎚山1,982m)は暑くて暑くて雪の気配なんて皆無だったのに、東北はやっぱり寒いのだなと実感。
緯度が高く寒い分、森林限界も低く、この標高でも高山植物がたくさん見られる楽園。それが東北の良いところ。避暑にいかが?
湿原エリアは木道が。この湿原と木道って絵になるのですよねぇ。どこまでも広がりを見せる平らな天国風景、好きです。ほんとに天国みたい。
八幡沼を越えると八幡平山頂。やったー♪
龍の目
今の時期の多くの人のお目当ては「ドラゴンアイ」と名付けられた神秘の絶景。山頂からほど近い鏡沼というところで、雪解けの時にだけ現れるこれ。青空だったらもっと青く見えるのかな。瞳の部分がもう少し黒く見えるとバッチリな様子。
毎年見られるわけではなく、キレイに出来ない年もあるそう。だいたい6月中旬頃が見頃のようです。朝は駐車場に大行列が出来ていたので来る際は余裕を持ってね。
そして3時間半ほどの縦走を終え、荷物を預けたレストハウスへ戻ってきたのでした。高低差は少なく、危険箇所も無いので、初心者でもご高齢の方でも安心して歩けますよ。お疲れ様でした。
山の温泉宿
本日のお宿は藤七温泉という天然温泉の山宿、東日本最高所にあるのだそう。標高1,400m。地獄谷の下の方で、丸見えの混浴露天、にごり湯(泥湯)が有名なところです。藤七温泉彩雲荘
豪雪地帯のため、冬は営業していない。雪の重みでか、廊下など大きく傾いているところが!それでも普通に営業しているのがすごい。電波はドコモとauがちょっとつながるくらい。
シャワーは無く、出るお湯は温泉と同じ強めの硫黄泉。洗髪注意。混浴温泉はバスタオルも可ですが、女性専門時間帯が設けてあり(19時半~20時半)、その時間に入りに行きました。わーきゃー言いながら入る露天風呂は癒しより楽しいアトラクションだって思ってる。楽しかったー♨
お天気が良ければ朝日の出を見ながら露天風呂に浸かることも出来る。私たちは残念ながら朝雨に降られてしまいゆっくり寝ました(日の出4時過ぎ)。
ここのお料理が本当に良かった!山菜料理や地元の郷土料理、川魚料理が並び、どれも最高に美味しかった。まさにご馳走。これ食べにだけ行っても良いくらい。バイキングです。好きな物を好きなだけ召し上がれ🍚
次の日から出掛ける縦走に向けて英気を養う。とても趣のある良い宿でした。ありがとうございました。