怪我の功名|体と心、命からのメッセージ

何のために

だいたいいつも元気な私ですが、最近あった病気やケガから学んだこと。

体が弱ると心も弱り「私の何がいけないのだろう…」と原因探しをしてしまうけれど、こういう時こそ「何のために引き寄せたのだろう」と目的探しを。何かを見直すキッカケだったり、何気ないことに感謝を発見したり。

「何のために」は魔法のコトバ。

①ケガ

先日、山旅の最中に肋骨を負傷。どこもぶつけてはいないのですが、手を強く突いたはずみで肋骨が痛くなり。そんなことってあるんですね。

不思議なことに、山旅中はそこまで痛くなく、ちょっと筋損傷したのかな?レベルだったのですが、帰ってきてから痛みが増幅。直後はアドレナリンが出ているからそんなに痛みが出ないのですよね。

日常生活は問題無かったのですが、寝起き時、腕を動かす時、深呼吸やくしゃみや大笑いする時など、胸筋や胸郭が動く時に痛みを感じる。整形外科を受診しレントゲンを撮ってもらったのですが、何も異常なし。ただしほんのわずかなヒビだと見えないそうなので、おそらくごくわずかなヒビだったんじゃないかと思っています。

強めの痛みは数日~一週間ほどで無くなり、一ヶ月ほどで完全に普通に戻りました。

②病気(感染症)

流行りのアレです。しかも2度目。コロ助、どんだけ私のこと好きなん。もしくは私の流行キャッチ能力の高さ。時代に愛されて困るわぁ。感染症5類に格下げされましたが、療養は必須。強制シャットダウン。

高熱は本当に辛い。この世の終わりかと思うほど辛い。体中が痛くなり起きていられないのだけど寝ているのも辛いし、頭が割れるように痛いし。ただ2度目ということもあってか、回復は1度目よりも早かったです。

2度とも、おそらく疲れていました。スケジュールに全然余白が無い。生き急いでいるのストップ!ということなのでしょうね。

治療の予約をしてくれていたクライアントさん、そして週末から一緒に山旅に行くはずだった山ガール姉さん、そして何より2度も隔離生活の介助をさせてしまった家族。ご迷惑をお掛けしました。そしてありがとうございます。

メッセージ

私が感じたことは二つ。

一つは、体って本当に精巧に出来ているな…ということ。だって分からないほどわずかな骨のヒビでも、ちゃんと痛いんですよ。目に見えないウイルスが侵入してきたら高熱出すんですよ。元気に生きているってなんて奇跡なんだろう。

そして二つめは、細胞はいつだって私を生かそうとしてくれていること。ケガをしてもちゃんと回復する。感染症に罹ってもちゃんと回復する。素晴らしい命のシステム。物や機械、無生物はこうはいかないですよね。傷がついても内部がおかしくなっても自動で直るなんてことはない。先日新品のカメラを落としましたが(ガーン)、いつまで経っても傷が消えることは無く、そのまま。

体の機能、細胞たち、そして命の存在に、深い感謝の念が湧いてきたのでした。

いつもだいたい元気な私ですが、たまに痛みや不調があるからこそ、こうして感謝の念を感じたり、より健康を意識したり。

病気と健康は、陰陽。病気であるということは、その裏の健康という概念があるということ。そう考えると、たまの病気やケガ、不調にも感謝ですね。

これからも体と心、命からのメッセージを受け取る鍼灸師として、健やかさを作っていきます。

皆さまもどうぞお健やかにお過ごし下さい!

今日もthanks🌟