温泉山小屋
全集中の山チャレンジ第3弾は箸休め企画。コーチ師匠のお二人と行く、那須三山と三斗小屋温泉への山旅。私のコーチ師匠のお二人、エッセンシャルコーチングクラス主宰の原田大輔さんと鈴木敦子さんは大の温泉好き。歩いてしか行けない温泉に行ってみたい!ということで、栃木県那須の三斗小屋温泉へ。私は昨年大黒屋さんに訪問したので、今回は煙草屋旅館さんへ。コースは昨年と全く同じコースを辿ることになりました。
昨年のブログはこちら
計画では那須ロープウェイ山麓駅をスタートし那須連山(茶臼岳、朝日岳)を巡り、三斗小屋温泉煙草屋旅館さんに宿泊、翌日は沼原湿原から板室温泉に下る。
爆笑珍道中の始まり始まり。10/6(日)-7(月)
◇ 旅の行程 ◇
1 那須塩原 ⇒(路線バス)⇒ 那須ロープウェイ山麓駅 ⇒ 茶臼岳 ⇒ 三斗小屋温泉煙草屋旅館
2 三斗小屋温泉 ⇒ 沼原湿原 ⇒ 板室温泉 ⇒(路線バス)⇒ 黒磯
朝8時半、那須塩原駅からバスに乗り、雨雲レーダーをチェックする。曇り予報だったが、山の方はどうやらがっつり雨雲が掛かっている様子。前泊していた師匠お二人とバスの中で合流し、那須ロープウェイ山麓駅へ。これから悪化はしなそうだけれども、好転もしなさそう。ということで、雨の中10時登山開始。
真っ白
視界は真っ白だが、風は強くない。一年前に強風で遭難事故があったその同じ日付だったので、ちょっと心配はしていた。歩いていると暑くなるくらいの気温で、レインウェアの下はTシャツ。
雨なのに登山している人はそこそこいる。な、なんのために…!?私たちは温泉のために。
どうにかこうにか茶臼岳まで登頂!な、なんも見えねぇ!
峰の茶屋跡避難小屋に引き返し小休憩。登山をしない原田さん、通気性のないビニールの雨合羽で、こんな姿に!!!
立ち上る湯気、Tシャツもスウェットも自分の汗でびっしょり、外側の雨は防げても内側の自らの迸る汗は防げず(当たり前)。メガネの外は雨、内側は自分の蒸気で反射板のように。原田マイサウナ状態。雨合羽は自分の仕事をしたまででしょうが、果たして着た意味があったのかどうか。
原田師匠、「経験は全て学びかネタ」ということをおっしゃるのですが(私の座右の銘にもなっている)、ネタの量産体制が半端ない!!!勉強になります!!!そして一生笑えるネタをありがとうございます。
そして普段山には一人で行くことが多いので、一緒に行く人がいることの楽しさを忘れがちでしたが、こういうことだよね、と再認識。大爆笑。一人では大爆笑まではしないもんなぁ。
山奥へ
師匠たちが運動不足でこれ以上は…&真っ白で何も見えないので、朝日岳はパスし、ここから下って三斗小屋温泉を目指す。
樹林帯の穏やかな道。昨年も紅葉が遅れていたのに、今年は昨年よりもさらに10日くらい遅いとのことだった。緑の中に時々黄色、オレンジ、赤。そして縮れて枯れた茶色の葉っぱも。暑さでこうなってしまうそうだ。秋も紅葉も、そのうちなくなるのかも。
無事に三斗小屋温泉の煙草屋旅館さんへ。最短でも登山口から2時間かかる、徒歩でしかいけない温泉。13時か14時くらいだったと思うが、チェックインでごった返す入口。濡れた物を脱ぎ乾かし、温泉へ。3種類のお風呂があり、時間で男女交代制。野天風呂が開放的で気持ち良かった。
トイレに貼ってある格言のようなものがとても面白くて、問題よりも可能性を、過去よりも未来を、今できることに集中せよ!という類の前向き思考な言葉たちで、皆そこで笑っていた。
温泉に浸かってきても時間はたっぷりあり、小屋に置いてある本で読書タイム。私は「山と食欲と私(山漫画)」、敦子師匠は「脳の使い方」的な本をチョイスしていて、私はまだまだだと思い知る。
地元の食材を使った夕食と朝食。太鼓の音が食事の合図。美味しかった。
夕食の話題は私の最近の活動について(パートナー探し、全集中の山期間)から派生しいろいろ。コーチたちは私の話をフラットに聞いてジャッジのないボールを返してくれる。とても自然に、当たり前に。私もこうなるぞ、という憧れの姿だ。
夜は更け、ぐっすり眠って、朝。雨は止み、空に晴れ間ものぞく中、出発。
湿原へ
この日は沼原湿原へ下り、板室温泉へと向かう。ひたすら樹林帯の中。
木の根が露出し掘れ込んでしまった急斜面のところが少しあり、前日の雨で濡れた足元のところで敦子さんがすってんころり!怪我が無くて良かったのですが、焦りました。
ドロドロゾーンも多数で、お二人の疲労は溜まる一方。途中、小学生の学校登山に出くわし、元気をもらう。若さというエネルギーの素晴らしさよ。
沼原湿原では晴れ空が一転、また雲に覆われてしまった。けれど、野生の筋肉質なウサギや大きなカエル、トンボに蝶にバッタ。多様な生命がうごめいていました。
ゴールの沼原湿原駐車場に着いたは良いものの、電波が入らない…特に私のahamoは全く✖で、ソフトバンクはギリギリ。師匠たちにタクシーと行き先を手配してもらい、板室温泉の幸の湯へ。2日分の汗を流す。
そして黒磯駅まで路線バスに乗り、駅前のイタリアンで打ち上げ。お楽しみさまでした。
私は全集中の山期間があと3日、本当は北上ついでに福島の山々を巡ろうと思っていましたが、10/8(火)が全国的に雨ということで、一旦家に帰り体制を立て直すことに。
心地良い疲労とともに新幹線に乗り、帰宅。楽しい時間をありがとうございました。来年は6月頃に手白澤温泉♨に決定。次の旅へ続く!