岩手【兜明神嶽、区界高原】スノーシューハイキングDay1 2023.2.19

白銀の世界へ

冬は一度は雪と戯れたい。雪山に行きたい。でも優しいところが希望。というワガママな希望を叶えてくれる山仲間さんと、岩手の旅へ行ってきました。2/19(日)-21(火)

いつもの友人と、昨年夏に山小屋で出会った、とてもアクティブでパワフルでお休みの度に出掛けている様子のお姉さん。旅のノウハウを知り尽くしている達人です。そして、その方のお仲間さんで盛岡在住の山の達人。指導員の資格もお持ちで、私たちを見守り先導してくれました。総勢4人で楽しみます。

東京駅発の夜行バスに乗って、いざ盛岡へ!

到着するとあいにくの雨。というかこの季節に岩手が雪じゃなくて雨って…。相当暖かいのだな。

ここ盛岡は今注目スポットらしく、多くの外国人観光客の方が来ているそう。車の中から盛岡の名所の盛岡銀行赤レンガ館や石割桜などを見せてもらいながら、まず向かったのは盛岡の台所、神子田の朝市。すごくローカル感のある朝市、朝4時頃から、年間300日以上営業しているそう。

神子田の朝市

お餅屋さんや八百屋さん、魚屋さんや飲食物販売店が軒を連ねます。私は目当てだった岩手の郷土料理、ひっつみ汁(水でこねた小麦粉団子を、野菜を煮た汁に入れたもの)と、お汁粉をいただきました。温まる~美味しい!

ちゃんと素材の味がする優しいお味のひっつみ汁
お汁粉は地域性なのか?甘さよりも塩気が強くて初めての味わい
森と雪と岩の名峰

腹ごしらえした後は、目的地へGo~!盛岡から東に車で走ること30分、区界高原の名峰、兜明神嶽(1,005m)へ。このあたりは県内でも有数の豪雪地帯だそう。森林浴と、岩場チャレンジの山へ。

寒いは寒いのだけど、雪があるからか耐えられる寒さ。不思議ですよね。都会の無機質な寒さの方が体に堪える。

雨は雪に変わり、曇天だけど歩けそうだねということで、青少年の家というところに車を停め、スノーシューを履き、スタート!まずは森林の中の周回コースを行きます。急登や危険箇所は無く、ピンクテープ(コースの目印)も随所にありました。

源流コースへいざ!

トレース(踏み跡)は無く、皆で交代しながらラッセル!(ほとんど山の達人さんがやってくれたけど。)重たい雪で、踏み心地も重たかった。雨と雪の中間のような濡れる雪がしんしんと降る中、歩を進めて行きます。一期一会の景色に歩が止まりまくりだけど。お花や木の解説をしてくれながらの充実登山。私も植物博士になりたい。

何かの植物

澄んだ空気と雪景色。植物や動物たちは息をひそめているけど、密かに芽を育んでいたり。生命の、地球の鼓動は続いている。

橋を渡るだけで何故か笑いが止まらない初心者たち
落っこちないようにー!
はまっちゃった!
枝が白くなっていてキレイー✨

そして歩くこと1時間ちょっとで、かぶと広場へ。視界が開けただけでワー!と歓声を上げる私たち。雪景色に慣れている方からすると普通の景色みたいです。

銀世界とわたし
行く先はあちらですよ~

かぶと山荘にて一旦休憩。薪ストーブがある広くて綺麗な無人小屋。東北は無人小屋が基本なんだって。トイレは別棟にありました。ここでストーブに火を入れてから、山頂を目指して再び出発。

かぶと山荘

山頂部は岩場で、頂上に祠があるそうです。岩が凍り付いていたため、初心者の私たちはここが山頂。ここまで来られたことに感謝&大満足。

達人さんなら行けそうだったけど…
ここから見た景色、とても素晴らしかった❆
撤退じゃー!
寒さと温かさ

山荘に戻り、焼き芋とコーヒーをごちそうになります。寒い季節の中にある温かさ。冬にちゃんと雪や寒さを堪能するのって大事だと思うのです。雪国の人に言ったら怒られそうなんだけれども。冬には冬の良さ、その季節にしかない味わいがある。頭や耳の中がキーンとすることとか、手がかじかむこととか、息が白くなることとか、体が冬眠仕様(脂肪が付きがち)になることとか。焼き芋が美味しいこととか、コーヒーが美味しいこととか、温かいだけで幸せだなって感じることとか。体験して初めて感じる心と体の感覚。いまこの瞬間を楽しみつくしましょ。

炎が暖かい~🔥
焼き芋ー🍠!大好物なんです!
みんなで焼き芋ー!

そして下り。ここからはしっかりトレースのある主要ルートで、サクサク歩きました。お疲れ様でした。

ねこ🐱?くま🐻?
兜神社の鳥居、本当は山頂が見えるはず…

私は自前のスノーシューを持っていなかったので、今回はレンタルを利用。2泊3日で送料や保険込みで6,000円ちょっと。ネットで注文、貸出も返却も宅配でOK⇒アウトドアギアレンタルそらのした

レンタルしたのはモンベルのレンジBC22。山の達人さんは15年以上前?のモデルを使用されていて、この新しいモデルを見て、軽くて強くてコンパクトでパーツの交換も簡単そうで良いね!と言っていました。私は比較対象が無いので分からないけど、装着は超簡単、何の不自由もなく歩けました。来年は買っちゃおうかな~!(買ったら44,000円!高級品ね…😲)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

アトラス レンジBC22 スノーシュー 1831945
価格:44000円(税込、送料無料) (2023/3/6時点)


この日のお宿は八幡平ペンション村のペンションムース。アットホームなお宿で、温泉が気持ち良かった♨小さな浴室ですが貸し切りで入れてGood。八幡平マグマの湯、単純硫黄泉だそうです。ご飯も美味しかった^^

かんぱーい🍺

翌日は八幡平七滝へ。楽しい旅は続きますよー!

今日もthanks🌟